医療の質


医療の質の要素には、「技術的なもの」と「人間関係的なもの」の二つがある。

 病気を早く治すためには、単なる医療技術だけではなく、看護師およびその家族との人間関係が大切であり、医療提供者である医師、看護師などと患者とのコミュニケーションが十分取れなければならない。

 それがなければ、どんなに優れた医療技術を駆使しても病気を本当に治すことができない。たとえ病状が治っても、いずれ再発し、さらに悪い状況に陥ることになる。

 病気は持って生まれた体質と生活習慣が複雑に絡み合って発症する。病気を根本的に治すためには、医療提供者は患者やその家族と十分なコミュニケーションを取り、病気に関する知識や情報を提供し、一緒になって病気と闘い克服する体制を作らなければ、病気を根本的に治すことはできない。

 患者さんの求める医療サービスをより効果的、効率的に提供するためには、医師や看護師など医療スタッフのマナーを向上させ、よい雰囲気を作ることが、医療技術のレベルアップと同等に重要である。この二つの要素がそろったところに真に質の高い医療が存在する。

 医療財源が枯渇している今日、真に質の高い医療を実現しなければ医療界の発展は望めない。そのためには、医学教育のカリキュラムの中で、コミュニケーションの取り方などの時間をもっと多くしなければならない。

Leave a Response