看護師の役割


かつての医療は病気を治すことが主な仕事であったが、最近は元気な人にもっと元気になれるように指導をしたり、治らない病気になった人が残された人生を充実させるために、種々のサポートをすることも大きな使命となっている。

そして、訪問看護、ホスピスケアなどでは、現実に病気を治す従来の医師中心の医療から脱皮して自立した看護師の姿が見られ、その活躍には目を見張るものがある。

訪問看護では、決められた一定時間内に豊富な知識と経験を基に患者と家族にアドバイスや処置を行い、不安や悩みを取り除き、ほかのいろいろなニーズに対処する能力が求められる。

ホスピスケアでは、死に直面した患者とその家族を支えるため、さまざま症状をコントロールする高度な技術、苦痛や苦悩を分かち合う忍耐力などを求められる。

今までの治療医学の中では、どちらかと言えば医師の指示の下で仕事を遂行してきたナースにとって、国家資格に甘んじることなく患者や家族など看護を受ける側から求められ、選択されるナースにならなければならない時代になっている。

また、患者やその家族に将来、高齢化するにつれて予測される病気に対する情報を提供し、元気で長生きできるようサポートする仕事も大切である。

少子高齢化が進む中、今後、看護師が全人的な医療の中でより中心的な役割を果たせるように人格を磨き、努力することを願っている。

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